企業や組織では、会計情報や営業成果、顧客情報など、業務によって生まれたデータが日々蓄積されています。
こうしたデータを分析し、ビジネスに有効活用していく重要性が近年高まっています。
しかし、多くのデータは単なる数値や文字の情報として記録されており、ただちにそこから有益な分析を行うことは容易ではありません。
こうしたデータを有効に活用するには、単なる数値や文字の情報を、ひと目でわかるグラフやチャートなどのビジュアルによって可視化することが欠かせません。
Power BI は、データの可視化を簡単に実現できる代表的なツールです。
異なる種類のデータを一度に読み込み、必要なデータだけに絞り込んだうえ、集計表やグラフ、チャートなどをドラッグ操作ですばやく作成することができます。
また、Power BI はデータのビジュアル分析機能も豊富に備えており、効率的なデータ分析に役立ちます。
Excel を使ってデータの抽出や分析業務を行っている人も多いでしょう。ただし、Power BI はよりデータ分析に適した機能が多いため、本格的にデータ分析を行うなら、ぜひ活用したいツールです。
各機能 | Excel とPower BI の違い |
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データ処理と容量 | Excel は比較的小規模のデータ処理に向いており、データ容量にも限界がある。一方、Power BI は大容量のデータを迅速に処理することができ、複雑な分析も可能。 |
可視化と分析 | Excel でもグラフやチャートを作成できるが、グラフの基になる表を作成するなど準備が必要な場合がある。その点Power BI は、項目をドラッグ&ドロップするだけでグラフが作成でき、グラフの種類の変更や加工も容易なため、分析に専念できる。 |
リアルタイムデータ | Excel では手動でデータを更新して最新データを反映する必要があるが、Power BI はリアルタイムのデータ更新に対応している。 |
共同作業と共有 | Excel ではファイルの共有が限定的で、同時編集が難しいが、Power BI はクラウド上で簡単にデータを共有できる。複数のユーザーが同時にデータにアクセスしてビジュアルを編集することも可能。 |
初めてビジュアル分析に挑戦する方でも取り組みやすい構成になっています。
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すぐに使える学習データを用意。簡単なクリック操作で、データのビジュアル化を体験することができます。
様々なグラフを作成することで、効果的にデータをビジュアル化する方法を習得できます。
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